こんにちは、古田工務店です。

真冬の夜、暖房をつけたまま眠るか、消して眠るか。皆さまはどうされていますか?
寒いのが苦手だから、一晩付けっぱなしという方。
布団に入れば寒くないし、乾燥するから付けないという方。
タイマーを使って、寝入りばな、もしくは朝方だけ部屋を暖めているという方。
実は、この選択が睡眠の質に大きな影響を与えているかもしれません。

眠りの質を左右する要素として、光や音の影響はよく知られています。
光のコントロールでつくる『快眠』

そして、実は室温も眠りの質における重要な要素のひとつ。
寒さを感じる環境では睡眠の質が低下するという研究結果もあり、世界保健機関(WHO)では、健康リスクを避けるためにも冬の室温を18℃以上に保つことを推奨しています。

さらに興味深いことに、大切なのは寝室の温度だけではなく、就寝前に過ごす部屋の温度も関係してくるのだとか。寒い部屋で過ごしたあとは、眠りにつくまでの時間が長くなってしまうそうなので、「寝つきが悪い」と悩んでいる方は、まず室温を見直してみるとよいかもしれません。

では、暖かいリビングで過ごしたあとは、寝室の暖房をつけたまま朝まで眠るのがベストなのでしょうか。これが、そう単純な問題でもないのです。
暖房をつけっぱなしで寝てしまうと、空気が乾燥してのどを痛めたり、気管支が弱い方だと体調を崩してしまったりすることも。
そんな時は、加湿器を置いたり、洗濯物を室内干ししたりして湿度を補うか、タイマーを上手に使って、眠りの前後に寒さを感じにくい環境を保つようにしましょう。

古田工務店が標準仕様としている『HEAT20』のG2基準では、冬の室内の最低温度が13℃を下回らないこととされています。だから、暖房をつけなくても室温が極端に下がることがありません。
そう考えると、高気密高断熱の家は快適性や省エネ性に優れているだけでなく、睡眠の質向上にも効果がありそうですね。

良質な睡眠には、快適な室内環境が欠かせません。それは、単に暖房で温度を調整するだけではなく、住まい自体が持つ性能が大きく影響します。
健やかな眠りは、健やかな暮らしの第一歩。あなたの家は、そんな大切な眠りをしっかりと守ってくれていますか?