こんにちは、古田工務店です。
私たちは大阪市東住吉区を中心に、お客さまの暮らしに寄り添った住まいをつくっています。
コンセプトは「ほど良く、ちょうどいい暮し」。
そのコンセプトに基づいて、積極的に採り入れている手法のひとつに“見せる収納”があります。
見せる収納とは、モノを隠さずに「見せるようにしまう」ことをいいます。
なぜ、しまうべきものをあえて見せる必要があるのでしょうか?
見せる収納を好む人は、おそらく『生活感』を肯定的に捉えているのでしょう。
余計なものが何も出ていない無機質な空間ではなく、そこに暮らす人の息遣いや趣味嗜好が感じられる、優しい空間。
それが、見せる収納の最大の魅力です。
たとえば、「使うのがもったい」と食器棚にしまい込んだままになっているお気に入りのお皿やティーカップ。
これらをあえて、オープンな棚に並べてみてください。いつも手の届くところにあれば、大切な食器もコレクションではなくれっきとした日用品に。
今まで使っていた粗品のタオルも、ホテルのアメニティみたいな使い心地のよい厚手のタオルに変わるかも?
そんなふうに、「目に見える」というそれだけで、当たり前の日常が「ちょっとおしゃれな毎日」に生まれ変わります。
ただし、見せる収納はひとつ間違えると、単なる雑然とした吹き溜まりになってしまいます。
定期的に置いてあるものを見直し、ときには不要なもの・使わないものを手放す選択を。ある程度の余白を残しておくことが、美しい空間づくりの秘訣です。
もうひとつ、見せる収納のメリットといえば、日々のちょっとしたストレスを軽減できるということ。
収納棚の扉の開け閉め、引き出しの出し入れ。些細なことだけど、ズボラさんにとってはちょっと面倒くさかったりしますよね。
どこに何があるのか一目瞭然なので、「あれ、どこやったっけ?」と、あちこち探し回る必要もありません。
キッチンパントリーやお部屋のクローゼットも、普段はオープンに。来客があるときだけ、引き戸やロールスクリーンで隠してしまいましょう。
収納の奥にカラフルなクロスを貼っておけば、開けたときと閉めたときでお部屋の雰囲気がガラリと変わる様子も楽しめます。^^
一日の仕事を終え、テーブルやソファでお茶を飲みながら棚にそっと置かれたお気に入りのアイテムを愛でる。
そんなささやかな楽しみの時間を、あなたの大切な住まいにも取り入れてみては?