古田工務店では敷地上の配置、性能、形状、窓の大きさや配置、窓まわりに設ける部材、間取り(プランニング)など、建物のあり方に工夫し、建物の周りにある自然エネルギー(太陽、風、地熱)を最大限に活用・調整できるようにし、質の高い室内環境の実現を目指した家づくりをご提案いたします。
できるだけ設備機器に頼らず、太陽光や熱、風などの「自然のエネルギー」を最大限に活用・調節できるようにし、高い質の室内環境を実現させながら、省エネルギーに寄与しようとする、建築設計の考え方です。 古田工務店の建てる家の標準仕様は、一年を通して計画換気システムの使用を基本としていますが、夏季夜間や春や秋など季節のよい時期は、自然の風を取入れて心地よく暮らすことをおすすめしています。
「パッシブデザイン=風を入れる」と考える人が多いようですが、エネルギー的に見た場合、風による省エネ効果は微々たるものです。しかも太陽とは違い、風はどれほど精度の高いシミュレーションを使っても決して読みきれるものではありません。
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太陽の光と熱を暮らしに活かすために、基本的な日差しの特性を知ること。季節や時間による太陽の高度や方位、日射量を考慮し、採光計画を立てることが快適な暮らしのポイントです。夏は7割以上の熱が窓やドアの開口部から出入りするため、光や熱を遮る工夫も重要です。………
冬は太陽熱を取り入れ、春や秋は自然の快適な風を取り入れ、夏は日射遮蔽(暑い日差しを取入れない工夫)