こんにちは、古田工務店です。

早いもので、もう12月。
「坂道を転がり落ちるように年をとる」というのはよく聞く言葉ですが、文字どおり毎日があっという間に過ぎてゆくようです。
あとから「できなかった」ことを後悔することのないよう、年末年始に向けて、数年後に向けて、1日1日を大切に過ごしていきたいですね。

「一月往ぬる二月逃げる三月去る」というように、年が明けるとさらに月日はあっという間に過ぎていきます。
慌ただしい年末年始を前に、家づくりのスタートをついつい先送りにしてしまったり、計画を途中で中断してしまったりという気持ちはよくわかりますが、もし少しでも時間をつくれるのなら、この冬の間に土地探しだけでも進めていきませんか?

実は、冬は"土地に潜むリスク"を最も見極めやすい時期なんです。

夕暮れどきに外を歩いていると、アスファルトに長く伸びる自分の影。
このように影が長くなる現象は、日中高い位置にあった太陽が、夕方になって低い位置まで下りてくることで起こります。

こうした影の変化は、朝夕の太陽の位置だけでなく、季節ごとの太陽高度の変化によっても生じます。

一年でもっとも太陽が低くなる季節は、冬。
太陽の高い季節に土地を見に行き、明るくてよい土地だと思って契約したものの、「冬になったら思いのほか薄暗かった…」というのは、よくある話です。

さらに、日当たりの悪い家はただ暗いだけでなく、冬の室温にも影響します。
「電気をつければいい」「エアコンで暖めればいい」と考える人もいるかもしれませんが、これから何十年と住み続ける家。電気代やエアコン効率などの省エネ性は、やはり無視できません。

薄暗い部屋で一日じゅう暖房をかけ続ける毎日よりも、陽だまりのように明るく暖かいリビングで過ごす時間の方が、身も心もゆったりくつろげそうだと思いませんか?

また、冬は日没が早いため、この時期に土地を探すことで"帰宅時のリスク"も把握しやすくなります

「帰り道に十分な街灯があるか?」
「駅から自宅までの人通り、車通りは?」

部活動や習い事で子どもの帰宅が遅くなることも考えて、安全面の把握も土地探しの条件に加えておきたいところです。

冬は、住まいをとりまく環境がもっとも悪くなる時期です。
だからこそ、冬の間にしっかり行動することで、思わぬリスクを回避しやすくなります。

「一年中ずっと、安全で快適」な家を建てるためにも、この冬、ひと足先に土地探しのスタートを切ってみませんか?^^